Vol.06 「インナーヒーラーが難病を癒す!」#4 自分で自分を癒す!~催眠CDの活用法~
萩原 優 (著)
線維筋痛症、末期がん、糖尿病、不妊、花粉症など多くの病は「記憶」からはじまる。数々の難病患者を改善してきた医師の誘導催眠で、癒しのエネルギーを開花する。不調や病気という記憶・情報を新たに書き換えて「なりたい自分になる」!付属音源で潜在意識にアクセスし、あなたのインナーヒーラーが目覚める。潜在意識(本音)と顕在意識(建前)のズレを正せば、あらゆる悩みから解放される!「身体の不調を改善する/なりたい自分になる」ための誘導催眠CD付属
催眠CDで潜在意識とつながり心と体をリラックス
── 本についている催眠CDを聞かせていただいていると、例えば、普段寝る前に、静かに寝ようと自分では静かに気持ちを落ち着いているつもりなんですけれど、いろんなことが出てきたりするんですが、このCDを聞かせてもらうと、そういう頭の考えも出てこなくて、静かになって、先生がおっしゃった、イメージする力が引き出されるというか、そういう効果があるんだなと感じました。
萩原:はい、確かに。良くなっていくのも大切なんですけど、潜在意識につながることによって、私たちは心と体がリラックスできるんですね。で、潜在意識の更に下の方には集合的無意識とか、そういった深いところがあるわけです。さらに私たちはもっと高い次元の存在にもつながっていくことができるといわれているんですね。マスターとか、ガイドとか、守護霊とか、サムシンググレートとか、そういう宇宙の源みたいな存在。そことつながることによって私たちはとても癒されるということなんですね。
ですから、そこは病気が治る治らないの世界というよりも、もっと深いところで、心の安らぎとか、平安さとか、そういったことがこのCDから得られることも可能性としてあるわけです。そしてそこがある意味大切だと思っているんですね。
ある方がこのCDを聞いていてくださっていて、とても気に入ってくださっていて、わたしと会ったことないんですが、私がまるで枕元に往診して来てくれてるみたいだというんですよ。会ったこともない方ですよ?そして、このCDをかけてくれというわけですね。で、かけてたらすごい豪雨になって、雷が鳴って、すごく怖かったらしいんですよ、家族の人は。でもご本人は全然雷が鳴ったのを記憶してないんですよね。これはもう心の深いところに入っていきますから、外の音がそんなに驚く、周りが怖がるような雷でさえ気づかないということなんですね。そのくらいに、催眠状態に入っていけば、必ず潜在意識は覚醒化しますし、穏やかになってきて、末期で家に帰ってきた時と全然顔色とか会話も違ってくるんですね。
── このCDは、その方だけじゃなくて、今既に病気があって何かを治したいという方だけじゃなくて、静かな時間、自分を見つめたりとか、自分の細胞と対話していく、そのきっかけを先生が誘導してくださる、そういうCDだということがよく分かりました。
萩原:誘導瞑想みたいな感じですね。瞑想状態と催眠状態はほとんど同じですからね。健康な人が聞いてもより免疫力が高まるし、健康な状態になるし、日頃のストレスとか、そういった日常生活の顕在意識でいろんな考えていることから解放されますよね。
リラックスすることで免疫力をアップ
── 潜在意識に深く繋がっていくというのは、本来の姿に戻っていく形に近いので、免疫力がアップするというか、戻ってくる、そんなイメージをするといいのでしょうか?
萩原:リラックスすると、私たちの自律神経は交感神経と副交感神経の2つの神経でバランスをとっているわけです。交感神経は戦う神経なんですね。日常生活で私たちがストレスを溜めるのが交感神経で、副交感神経は、リラックスした感じなんですね。ゆっくりした感じ。
催眠状態というのは、副交感神経が優位になった状態なんですね。副交感神経が優位になると、私たちの免疫細胞が活性化されるというのは分かっているんですね、笑いもそうなんですけど。ですから、リラックスすることによって自分の免疫力が上がって健康状態がより維持されやすくなる。病気の人は免疫力が働いてくる、というメカニズムになるわけです。
── そういうメカニズムが働くんですね。病気っていうと、どうしても負のイメージだったんですけど、先生が教えて下さるように、自分たちの体の一部がそういうふうにちょっと違うようになっているんだから、全体で捉えてあげたらいいよって。そういう捉え方が出来ると、本当に病気になったとき、「すぐ治さなくちゃ」とかって、そんな風に考えなくても良くなりそうですね。
病気になっても病人になるな
萩原:「病気になっても病人になるな」という言葉がありますよね。心が病んでしまう、ということがありますよね。病気があったとしても、全く病気がないような暮らし、あるいは態度をしている人はいるわけですよね。逆にそういうふうにしたことによって、免疫が活性化されたり、良い方向に向かってくるんです。いかにも「私、病気なんです」とか、病院に行くとそういうような方多いですよね?病院の中でニコニコ笑って元気に笑って話してたら「ちょっとあの人どうしたの?」とか、ちょっと疑われちゃうような感じですよね?
── なんで来てるのって(笑)
萩原:そうですよね。でも日常生活で明るく笑うっていうことで免疫力が上がりますし、そういうふうにして生活する人は必ずいい方向に向く。方向性はすごく良いと思いますし、そういう生活ができると良いですよね。
自分で自分自身を癒し
その癒しが宇宙へとつながっていく
──先生が本につけられたタイトルの「インナーヒーラー」、すなわち自分たちの中にいる「ヒーラー」が、難病といわれる原因が分からないものでも癒していくよ、自分自身の中にすべてそういうのがあるからそこを覗いてみようっていう、そういうメッセージがたくさん伝わってくる本だと思います。
萩原:確かにそうですね。インナーヒーラーはある意味では自分の「自己の免疫力」とも言えるかもしれないですしね。もうちょっとインナーヒーラーは広いでしょうけど、範囲としてね。だから、内側にあるということですね。まさにインナーですよね。自らを癒すという。それが一番本当の癒しになると思います。
外からいろいろなことが入っていくよりも、自分自身の中で、本当に溢れる癒しというね。
そのためにこのCDを一つのきっかけとして聞いていただければなと。本来、自分で自分自身を癒すんですよ、ということになるわけです。その癒しが私たち一人ひとりの中にある宇宙、大きな宇宙と繋がっていきますよ、という話になってくるわけですね。
── CDをかけていることで、心地よい気持ちになって、知らない間に潜在意識にも到達している。ぜひ私も習慣にして聞きたいなと思います。
聞き流すだけで大丈夫!
何回も聞くことによって潜在意識がいい状態に
萩原:病気の方も聞き流すだけで大丈夫なんです。かけるだけで、別にそこに意識を集中しなくても、寝てしまっても大丈夫。何回も聞くことによって潜在意識に入っていくんです。自然とリラックスできる時に、メッセージは催眠状態の時に潜在意識に入っていきますから。
今まで私たちはいろんなことが潜在意識に入っています。そこによって、いろんな形で病気とか起こっていますから、良いエネルギーを、良い波長を何回も何回も入れていれば、自然とその潜在意識の中で置き換わっていくというか、良い状態になっていくということがすごくあると思うんですね。
だから、聞くだけでいい。寝てしまってもいい。もちろん真剣に聞いてもいいですし、とにかくある程度回数を聞いていかないと、特に病気の方はね。一回聞いたらOKということではないと私は思っているんです。
── そうですね。ぜひご縁があって今ご覧になって下さっている方も、本の文章とともにCDの方も流されて、リラックスして、私たちの免疫力が、結果的に高まるためにもご活用いただければいいなと思います。
萩原:そうですね。それは私たちのチームのやりがいとしても、本当にそういうふうに願っています。
── ご縁があって、この本が生まれたんですものね。
萩原:そうなんです。催眠の中のソマティック・ヒーリングっていう「体に働きかける」っていう一つの手技があるんですけど、その手技がすごく活きてきているというか。それによって糖尿病のインスリンをしていた方が解放されたとか、いろんなそういうことが。花粉症も聞いているだけで良くなっちゃうんですね。本当に私たちの体に働きかける潜在意識というのは、すごい可能性を持っていると思いますし、それをやはり、一人でやるよりもみんなで働きかけるとより効果的なんですね。