Vol.05 「インナーヒーラーが難病を癒す!」#3 言いたいことを言えない人はがんになりやすい

最終更新日:2020年2月1日

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インナーヒーラーが難病を癒す!

萩原 優 (著)

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言いたいことが言えない人はガンになりやすい?!

── 萩原先生、このご本の中には難病だけでなく、私たちの身近な病気になってきた「ガン」と向き合った方のお話もでてくるんですね。

萩原:はい。

── その中で「あ、そうなんだ」と思ってびっくりしたのが、言いたいことが言えない人がガンになりやすいという個所があったんですね。それはどういうことなんでしょうか?

萩原:私たちは、いろんな言いたいことがあってもこれは言ったらまずいかな?とか、こう言ったら相手を傷つけるかな?とか、あるいは、逆に自分がこれ言ったらいいかな?とか、小さい頃からそういうふうに教育されてきているわけですよね。

そうすると、自分が言いたいことを言わずに、心の中にためこんでしまうことが続いていくと、自分の中のストレスがたまってくるわけですよね。知らず知らずのうちに。

そういうことも多くの患者さんから、体験というか、性格というか、そういうのが導き出されているということであって、もちろん言いたいことが言えない人がみんなガンになるわけでもないです。

あと、何かについて怒っている人というのは、自分の心の中の平安さとか、そういうのがなかなか保ちにくいというかね、怒りが溜まっていってそれを出したにしろ、出さないにしろ、逆に抑え込んで静かにしているというのと、逆に噴火がボンとしてしまうのもどうかなという感じですね。

マグマをためてしまって、中で爆発しないで溜め込んでいる場合でも、爆発しすぎてしまって破裂しちゃうのも両極端っていうのがあるかもしれないですね。

ガンと対話する

── そうですよね、その一つのアプローチとして、ガンを患っていらっしゃる方が、自分のガンに名前をつけたりして関わり合いを変えていく、そうすることで、ガンが究極なくなったりとか、症状が改善していったということが書いてあるんですが、ガンに名前をつけるって面白いですね。

萩原:そうですね、患者さんがそういうふうにして、自分で気づいて、ガンと対話をしようということが一番の元にあるわけですね。

── ガンと対話をする。

萩原:正常な細胞にも感情や記憶があるわけですよね。通常、ガン細胞も自分の細胞が変化したわけですよね。元々は自分の細胞であると。ですから、感情や記憶があるわけです。

ところが正常な細胞というのはちゃんと自分の寿命がありますし、働きが決まっているわけですよね。ガン細胞というのは勝手に大きくなったり、勝手なことをしているわけですよね。だから、恒常性を保つことから排斥されたわけですよね。そのために恒常性が崩れて、私たちは重篤な病気になったりするわけです。

よくね、例え話にさせてもらうんですけど、家族がいます。家族の中に一人、暴走族みたいなのが出てきたという話なんですね。

家族にとってみると、ガン細胞というのが、家族の一員でありながら、家族に迷惑をかけながら勝手な行動をしていると。例えとして適切かどうかわかりませんけど、家族にとってみれば、困った存在ですし、逆に、暴走族のガン細胞としてみれば、なにか自分が寂しかったり、なんか自分のことがわかってもらえない、そういうことでアピールしようと。だから大きな音を立てたり、目立つことをするわけです。

本当は寂しかったり、わかってほしいんだよというのが、根本的にあると思うんですよね。

人間の体が家族の一員として、ガン細胞がそういう勝手な行動をしているっていうのは、きっとガン細胞は何かを言いたいし、本来正常な細胞に戻りたいんだよと、暴走族とかそういうのをやっていて楽しいかもしれないけど、本当はまっとうな生き方をしたいんだよというのが根本的にあるんだなと思うんですね。

ガン細胞も本来はちゃんとした正常な細胞に戻りたい。あるいは、もう自分は消えてしまいたいと、ガン細胞はそう思っているんではないかな、ということなんですね。

── うーん。すごく分かりやすいです。ガン細胞も体の一部ですもんね。

萩原:ですから、ガン細胞が、何を言いたいのかというふうなことを謙虚に聞くことによって、自分の立場を主張したりとかですね、あるいは、わかってほしいということが、ちゃんと、患者さん自身が、「そうか!」と了解して、そのような訴えに対して、適切な行動というか、考え方というか、生活をすれば、ガン細胞も、「わかってくれたし、ようやく戻れるよね」って。受け入れてくれないと、拒否しちゃったら、帰るところなくなっちゃいますよね。

それを迎え入れてあげるというふうな姿勢を受け入れるというのが、ガンとの対話だったり、お互いにわかり合おうと、やっつけるんじゃなくてですね、それも一つの考え方としてそういうことがあるわけですよね。

── なるほど。そうですよね。ガンだったら大きくなったりとか、痛かったりとか、とげとげしているものと対話っていうと、何からやっていこう?って、困っちゃうんですが、そこにわかってあげたいという気持ちで名前をつけるところからやっていくっていうことですね。

萩原:そうですね、話しかけるというか。

── 話しかける。

萩原:ガンをイメージして話しかけるとか。イメージってすごく大切なんですね。

目で見る形でもいいですし、ガンの音でもいいですし、感じるのもいいですけど、イメージをして、そこに語りかける。

ある人は、ガン細胞に手紙を書く。それも一つのいい方法だと思うんですね。

ガン細胞に対して、自分の思いとか、そういったのを文章に書く。実は、そういうふうにして書いて手術を受けたら、手術されたんですけど、ガン細胞が消えてなくなってたっていうのがあるんですね。ですから、ガンとの対話っていろんな方法がきっとあると思うんです。

その一つとして、実際に文章に書く、あるいは声に出して語りかける、あるいはイメージをして、自分がガンとの関わり合いの中でイメージする。そういういろんな方法があって、その人にとって一番やりやすい方法を。それがいいんじゃないかと思うんですね。

── こういった新しい観点でガンという存在を知っていくと、ガンって怖いものじゃないし、風邪ひいたとか、のどが痛いとか、同じような感覚で私たちも捉えられるようになったら、ずいぶん変わるような感じがしますよね?

萩原:常識というかね、それが、世間一般のガンに対する常識と変わっていくというか、そういう心の声を中心として、寛解、あるいは共存、あるいは治っていく人が増えていくことによって、常識というのは社会の一般的な見方ですから、だんだんそういう人が増えてきて、そうすればいいんだなっていうことになれば、加速度的によくなる。変わる可能性っていうのはあると思うんですね。

── そうですよね。本当に変わる可能性を大いに秘めていますね。

潜在意識とつながる

萩原:ただ、難しいのは、手術というのはだいたい決まっているわけです。標準的な治療ということで。心の治療っていうのは、こうやれば良くなりますよっていうのが、実は絶対的なものというのはないんですね。

食事療法で治りましたとか、そういう互換代替医療っていうのはいっぱいありますよね。このことをやれば治るっていうことは、まず私の知っている範囲ではないんですね。そうすると、ガンの患者さんが、自分で西洋医学以外のことをやるんでしたら、自分で山を登っていくというか、それは自分自身で開拓したり築いていくってことが必要になるわけです。

もちろん、他の人がいい方法だよっていうのを取り入れることはもちろんいいわけですよね。

治った人と同じことをして同じ真似をしたら治るかっていったら、必ずしもそうではないということですね。

その人の中の一番大切なコントロールする部分、「潜在意識とつながっていく」ということが大切になってくるわけですよね。

── 潜在意識とつながることで、普段、意識せずに生きているといろんな常識とかルールとか、囚われているものがあるので見えなくなっているけど、潜在意識にアプローチしてあげることで、見えなくなっていたものを見ることができるということですね。

萩原:見たり、聞こえたり、感じたりですね。

── 見たり、聞こえたり、感じたり!そういうことなんですね。

萩原:この(付録の)CDも潜在意識につながっていくっていうことなんですね。

それを誘導するわけですね。「3回ゆっくり深呼吸して、体の力を抜いて・・・」って、それだけでもう私たちは潜在意識につながることができるわけです。

決して難しいことではないですし、日常的に私たちは潜在意識につながった状態で生活をしているから。決して難しい話ではないんですね。

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